ふるさと探訪

川柳将軍塚

作成者: JAグリーン長野サイト管理者|Sep 23, 2009 8:23:00 AM

川柳将軍塚古墳は篠ノ井西部の湯ノ入り山頂先端に築かれた前方後円墳で、ふもとには石川の集落と水田が広がっている。


墳丘の規模は全長93メートル、後円部径45メートル、高さ10メートル、前方部幅26メートル、高さ5メートルである。墳丘上の噴石と円筒埴輪の樹立が知られ、封土の規模が大きく、堀状の施設があるのが特徴である。


後円部は寛政十二年(1800)に農民によって発掘されており、主軸上に長さ5.4メートル~7.2メートル、幅1.8メートルの竪穴式石室が設けられ、側壁は割石を小口積にし、内面は朱に塗られていたと伝えられる。また、鏡・車輪石・珠杖頭・筒形銅器・玉類・銅鏃などが多量に出土した。前方部にも長さ2.7メートル、幅1.2メートルの竪穴式石室が設けられていて、構造は後円部と同じく、遺物も出土したという。